Re: パワラン野球部2軍 XXX作 ( No.1 ) |
- 日時: 2004/06/21 20:52
- 名前: XXX <vegetable-juice541q@dream.ocn.ne.jp>
- 第2章
ビュッ
ブンッ!
ビュッ
ブンッ!
ビュッ
ブンッ!
パワ助「・・・・・・・・扇風機。」
簡単に説明すると、扇風機とはブンブン振り回すだけで、バットになかなか当てられない奴のことを言う。
XXXも「扇風機」だ。 スイングスピードだけなら、名門校の4番やプロ野球選手もビックリの速さだが、 マトモにボールをバットに当てることが出来ない。 彼が2軍にいるのもそれが理由だろう。
XXX「・・・・・もういい。今日はあがるわ。」 そう言うとXXXは帰ってしまった。
パワ助「まてよ!ホントに帰るのかよ!」
・・・・ベンチ裏で、この様子を一部始終見ている男がいた。
―その日の夜
ブンッ!
ブンッ!
ブンッ!
XXXは自宅近くの公園で練習していた。
XXX「俺だって・・・」
ブンッ!
XXX「好きで・・・・」
ブンッ!
XXX「扇風機やってるわけじゃ・・・」
ブンッ!
XXX「ないんだよっ!」
ブンッ!
アドバン「そんなんじゃいつまで経っても打てないぜ。」 ひとり黙々と素振りをするXXXのもとへ、アドバンがやってきた。
XXX「コーチ!? 何故ここに?」
アドバン「お前の性格からして、ひとりで練習でもしてるんじゃないかと思ってな。 俺も練習に付き合ってやるよ。」
XXX「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アドバン「打てるようになりたいんだろ? ・・・・・・・大丈夫、これでも現役時代は結構なバッターだったんだぜ。」
XXXは少しアドバンを疑っていたが、 このままではどうにもならないと思い、素直に教えてもらうことにした。
アドバン「・・・・だからな、思い切り振るだけじゃダメなんだ。 ボールを打つ直前まで引きつけてだな・・・・」
夜の練習は続く・・・・・
次の日
ビュッ
ガン!
ビュッ
ガン!
ビュッ
ガン!
パワ助「お前・・・当てられるようになったじゃん・・・。(全部ボテボテのゴロだけど^_^;」
一応のところ、XXXの悩みは解消されたみたいだ。
ビュッ
ガン!
ビュッ
ガン!
XXX「外野まで届かん〜!」
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Re: パワラン野球部2軍 XXX作 ( No.2 ) |
- 日時: 2004/07/05 18:54
- 名前: XXX <vegetable-juice541q@dream.ocn.ne.jp>
- 第3章
野球において1番バッターと言うのはとても重要な位置にある。 足の速さや、出塁率の高さが求められ、 1番が出塁できるかできないかによって、試合のその後に大きな影響が出ることもある。 それらに加え、チームの先頭に立って打つという事もあり、かかるプレッシャーも大きい。
そんな責任重大な2軍の『リードオフマン』を務めるのは、セカンドの『輝』
輝は足が速いのだが、「スライディング」が出来なかった。 そのせいか、秋の予選大会の時の出塁率は2軍7位。 アウトになったあたり殆どは、スライディングが出来ればセーフだっただろう。
この結果を見たアドバンコーチは輝の打順降格も考えたが、 アロハー監督の意向により、輝は1番固定となった。
そんな監督の期待にこたえるためにも、輝は毎日特訓をしていた。
タタタタタタタタタタタタタ・・・・・
・・・・ズザァァ!!!!!
「痛てぇ〜〜〜〜!!!!!」
輝は、思いっきり顔から滑り込み、地面に顔をこすり付けた。
ここ1ヶ月にわたる練習で、足からのスライディングは出来るようになったみたいだが、 まだ頭からすべる事は出来ないようだ。
「ちゃんと胸から滑らないと・・・・」
輝はバレー部の長谷川君に教えてもらった練習法でヘッドスライディングの練習をしていた。 その練習法とは、胸に座布団やら雑巾やらを装着して、胸から滑るというもの。 一見、安全・簡単に思えるが、胸から滑るには多少の勇気が要り、布も破れやすい。
タタタタタタタタタタタタタ・・・・・
・・・・ズザァァ!!!!!
「痛でぇ〜〜〜〜!!!!!」
今度はさっきよりも派手にこすりつけたようだ。
そこへひとりの男が現れた。 アロハーだ。
アロハー「よお、輝。遅くまで熱心だな。スライディング出来るようになったんだって?」
輝「監督・・・。はい、おかげさまで。(そういえばこの人練習来てなかったな・・・)」
アロハー「・・・そうだ、輝これつけて練習してみろよ。」
そう言うとアロハーは怪しげな機械を輝に渡す。
輝「・・・・・何スかこれは?」
アロハー「俺が前乗ってたバイクの部品で作ったんだよ。それ使って練習してみ。」
輝「もしかして・・・・・・実験台!!!??? あ、監督、やっぱり・・・」
アロハー「あ、もうこんな時間か。じゃあな。」
そう言うとアロハーは去っていった。
残された輝も、ブツブツ言いながらも機械を身につけて・・・・・
輝「・・・・・・・うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
翌日、輝は学校を欠席した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 皆さん試合に入っているようで。 僕は短編で野球小説書いて疲れましたw
まぁ、そのうち試合に入ります。 それまでにレギュラーだけでも紹介できたらいいなぁ・・・
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Re: パワラン野球部2軍 XXX作 ( No.3 ) |
- 日時: 2004/07/24 20:13
- 名前: XXX <vegetable-juice541q@dream.ocn.ne.jp>
- 第4章
フルーツは青龍を連れて、何駅も離れた町へ買い物に来ていた。
青龍は野球の用具でも買いに行くのかと思ってついてきたが、 フルーツが買ったのは、言うまでもなく『フルーツ』だった。
青龍「キャプテ〜ン! 買い物ってフルーツかよ!」
フルーツ「いいじゃんいいじゃん。これぐらいないと合宿でもたないんだよ」
青龍「だからってこんなトコまで来る事ないでしょう!」
フルーツ「だってさ、ここに割引って書いてあったから・・・・」
と言って青龍に新聞の折り込み広告を見せる。
青龍「フルーツ買うだけなんだからこんなとこまで来なくてもいいでしょ!」
フルーツ「甘い! フルーツも甘いがお前も甘い!」
青龍「意味がわからん」
フルーツ「いいか、どんな時でも常に新鮮な・・・・・」
・・・・ドン!
「うわっ!」
大荷物を抱えて歩いていたフルーツに誰かが思い切りぶつかってきた。
フルーツ「あ、すいません・・・・・あああああああ!!!!!!!」
ぶつかった勢いでフルーツを落としてしまい、 あちらこちらへと転がっていくフルーツ(果物のほうね)
通行人や車に踏み潰されていく。
「あ・・・すいません」
ぶつかってきた男が謝る。 しかし、
フルーツ「ちょっと! 謝って済めば交番はいりませんぜ!」
青龍「(交番じゃなくて警察だよな?)いや、キャプテン。相手も謝ってる事だし・・・」
青龍からしてみれば、荷物が減ったのでバンバンザイである。
フルーツ「俺はね、フルーツがないと生きていけないんすよ!」
青龍「(確かにそうだけど・・・)すいませんねぇ、ウチのキャプテンが・・・・・・ん!!??」 青龍はあることに気がついた。
青龍「君もしかして・・・・・・吹嶋付属の伊集院君?」
吹嶋近代付属高校。
パワラン学園の隣の地区にあり、先日春の甲子園大会出場を決めた高校。 ショートを守る伊集院里見がキャプテンを務め、部員は少ないが、 選手個々の能力は間違いなく全国レベルだろう。
そんな伊集院も2人に気づいたらしい。
伊集院「あ! あんた達は、・・・・・・誰だっけ?」
青龍「(やっぱり噂通りのキャラだ)どうも。パワラン学園の青龍です。よろしく」
伊集院「あ、青龍サンでしたか。ドモドモ」
フルーツ「お前ら、俺を忘れてないか?」
2人「忘れてた」
フルーツ「$д]ヾ£%K★ё!!!!!!!」 訳のわからない事を叫びながら伊集院に歩み寄るフルーツ。
フルーツ「そうか、お前高校旧字か!」
青龍「(字が違いますぜ。キャプテン)」
フルーツ「よし! 俺と勝負しろ! このままじゃ気が済まん!」
伊集院「別にいいですよ。俺が投げるから打ってくださいな。 ちなみに俺投手ではないですよ♪」
フルーツ「よし! 受けて立とう!」
青龍「(アンタが売ったケンカだろよ・・・)」
そんなこんなで、伊集院とフルーツが対決をする事に。 おそらく、野球での対決です。 ケンカになった時は、青龍君に止めてもらうしかありません。
ちょっと伊集院の台詞が少ないのが気になりますなw
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Re: パワラン野球部2軍 XXX作 ( No.4 ) |
- 日時: 2004/07/26 22:13
- 名前: XXX <vegetable-juice541q@dream.ocn.ne.jp>
- 第5章
駅の近くの空き地に3人は来ていた。
伊集院「じゃあ3球勝負という事で」
フルーツ「OK! よし来い!」
近くのバッティングセンターで借りてきたバットをフルーツが構え、 そこから10メートルくらい離れた場所に伊集院が立つ。
青龍がキャッチャーをする。
伊集院「ふう。よっしゃ!行くぞ!」
ビュッ!
伊集院が一瞬振りかぶったかと思うと、物凄い剛速球がフルーツの前を通過した。
ドン!
青龍は伊集院が投げたのがわからなかったが、流石4番打者なだけあって目が良い。 内角に寄った球をキチンと捕球した。
青龍「(なんて速いモーションだ。投手としても充分やっていけそうだ・・・)」
伊集院「ふう、あと2球♪」 伊集院はまだ余裕っぽい。
フルーツ「(青龍よくあんなの捕れたな・・・。速すぎてモーションが見えなかった)」
2つ目のボールを持って、伊集院が振りかぶる。 そして次の瞬間には、彼の手からボールが離れる。
フルーツ「くそ!」 フルーツがヤケクソにバットを振ると、見事にボールは芯に当たった。
フルーツ「あれ? 当たっちゃった」 しかし、ボールは大きく左に切れた。 本番なら明らかにファールである。
伊集院「今のは明らかにファールね。よし、これで最後だ」 そう言うと、伊集院はボールを手にする。
青龍「おい、キャプテン」 青龍がフルーツに話しかける。 青龍「自分から売ったケンカに負けるなんてカッコ悪いぞ〜」
フルーツ「うるせ〜! まだ負けと決まったわけじゃないんだよ」
青龍「じゃあ、パワラン野球部2軍キャプテンの実力を見せてやれ!」
フルーツ「よし!」 フルーツは青龍に気合を入れられて意気込む。
そして、伊集院は速いフォームから3球目を投げた。
その速い球は、野手ながらも150`近いスピードを記録していた。
フルーツ「1,2,3、今だ!」 そうつぶやくと、フルーツは思い切りバットを振りぬく。
ジャストミート。 おまけにタイミングもピッタリだった。
打球は伊集院の頭の上を越え、向かい側のコンクリート塀にぶつかった。
フルーツ「ふぅ、俺の勝ちだな」 ホッとしてフルーツが言った。
伊集院「あぁ、負けたよ。流石甲子園出場校のキャプテン」
青龍「(2軍だけどネ)」
伊集院「名前は・・・・・フルーツだったっけ?」 フルーツを見て伊集院が言う。
フルーツ「あぁ・・・・」
伊集院「あと、青龍・・・・だったかな?」 フルーツの隣に立っている青龍を見て言う。 「初めてなのにあの球を捕れるなんて凄いよ」
青龍「いや、それほどでも・・」
伊集院「じゃあ、俺は急ぐから。また会えるといいね」 そう言い残し、伊集院は走り去っていった。
空き地に残った2人。
「どうだった?」青龍が聞くと、 「とにかくモーションが速い。投手じゃないらしいけど、相当送球は速いんだろうな・・・」 と、フルーツは答えた。 「同感」 青龍も直接球を受けていたので、それがハッキリとわかっていた。
フルーツ「・・・・・・・・・あ!」 フルーツはあることを思い出す。 「どうした!?」突然大声を出したフルーツに青龍がたずねると、 「俺のフルーツ・・・・あ〜!!!! 逃げられた!」
その後、『打倒、伊集院!』と言って、フルーツが猛特訓をしたのは言うまでもない。
それに青龍が巻き込まれていたと言うのも、言うまでもないこと。
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