第7章:激戦!!!地獄の部屋、Gルーム!!!

さっきまでフリー練習をしていた俺達だが、一文字コ−チにつれられ、今部員全員がフィットネスルームみたいなところにいる。

溝口:「親子そろってふざけんじゃないよ〜、なんなんだよこのへんてこの場所は?」
近郷監督:「だまれ、彼がいうことだ、だまってきいておれ!!!」
一文字コ−チ:「すまんな、みんなをこんなとこにつれてきて・・・ここは私の研究所だ、まあほとんどのやつは野球のグランドにもどるだろうけどな・・・ここにつれてきた理由は単にみんなの身体能力を測りたいだけだ。」
溝口:「なにをはかるんだよ!」
一文字風助:「だまれ、それより体を整えろ。」
一同:「・・・」
一文字コーチ:「では始める、準備はいいな?スイッチオン!」
溝口:「何がスイッチオンだ?なにもおこらねえじゃねえか!」
橘:「よく周りをみろ!」
溝口:「・・・!!!」

周囲にはほとんどの野球部員が倒れている。

一文字コーチ:「よし!今たっていれなかったもの、ただちにこの部屋を去ってさっきとおなじ練習をしろ。今私がしたのは重力を2倍にした。確認をする今立っていられたものは溝口竜也、橘俊祐、佐伯亮、一文字風助、桐原進介、佐藤翔、七瀬竜、鈴木翔太、漣恵吾、水野襲の10人だな・・・」

一同:「はい!」
一文字コーチ:(ここまで予想どうりだな・・・ただ溝口がこの重力を感じなかったのは・・・)
桐原:(さすが、噂の博士だ。重力を科学で作るとは・・・)
一文字コーチ:「よし、みんなそれぞれに用意されてあるランニングマシーンにのれ!」

みんなそれぞれちがうランニングマシーンにのる。

一文字コーチ:「よし、ルールを説名する。5分後にこのランニングマシーンをスタートする。最初は遅いが1分ごとにスピードと重力の力を少しずつ上げていく・・・あまり無理をするな、はっきりいってこれはかなり危険だ。やばいと思ったらすぐ降りろ!いいな?」

溝口:「重力かあ・・・面白そうだ!」
佐伯:「かなりきつそうですね・・・」(溝口君や橘君が無理しなきゃいいけど・・・)
一文字風助:(父さんがここの部屋を使うときなんて殆ど無いのに・・・本当の目的はなんだ?)

一文字コーチ:「よし。それでは始めるが準備はいいな」
一同:「はい!」
一文字コーチ:「3、2、1、スタート!!!」

マシーンがスローペースで動きだす・・・

溝口:「なんだ思ったより楽勝じゃねえか!」
橘:「バか、お前にしゃべっている余裕などないと思うが?」
溝口:「前と同じ事いうなこのクソ!」
水野:「前にもいいましたが2人共もっと慎重に行ったほうが・・・」
溝口:「へん、ちょうどいいここで水野、お前にもリベンジだ!」
水野:「・・・グ!!!!」
溝口:「ん???」(水野が降りた?)

なんと周りを見渡すと溝口、橘、一文字、桐原以外のみんながランニングマシーンから降りている。

桐原:「重力が強くなった!」
一文字コーチ:(人間は重力の反応と速度の変更の反応は普通合わせて0.8秒かかる。つまり0.8秒は身動きはとれなくなる。今残っているやつらみんな反応が0.6秒以内に反応している・・・つまり超人・・・今年の神等学園なら・・・)

5分後・・・残っているのは溝口、橘の2人・・・

一文字コーチ:「もうやめろ!!2.7Gだぞ!!!これ以上やったら命に関わる!!!」

溝口:「誰がこんなやつに負けるか!!!」
橘:「お前に言われたくは無い!」
桐原:(すごい、僕は2.3Gで限界だったのに、あの2人はどこまで行くんだ!?)
一文字風助:(・・・)
一文字風助:「父さん!!!何をしている!?はやく止めろ!」

と、その瞬間一文字コーチがスイッチを切った・・・

一文字コーチ:(な、なんなんだ・・・あの左京でさえ記録は2.6Gなのに・・・)
溝口:「なんで止めるんだよ!」
一文字コーチ:「これは競い合いじゃない、ただのテストだ。今日はもうみな帰ってよろしい、あしたからもがんばるように・・・」
橘:「・・・」
一文字風助:「父さんなんで2Gに到達したらやめるっていってたのにつずけた?」
一文字コーチ:「・・・神等学園ならできるかもしれない・・・スカルタ潰しが・・・」
一文字風助:「・・・」

その夜、

近郷監督:「どうだ、今年の神等学園は?」
一文字コーチ:「はい、予想以上に期待できますね。」
近郷監督:「ほう・・・」
一文字コーチ:「今日スカルタから練習試合の申しこみがありました・・・」
近郷監督:「そうか、だがどうせ5軍相手だろ?」
一文字コーチ:「はい、一人以外は」
近郷監督:「だれだその一人は?」
一文字コーチ:「左京君です・・・」

予想以上な身体能力をみせた溝口と橘。だがいきなりすぎるスカルタからの練習試合。そして一文字コーチがいう左京の正体とは!?