第6章:登場!!!一文字!

今は学校行きのバスに乗っている。二人とも昨日監督からさずかったユニフォームをきている。もちろん毎朝ここで溝口と佐伯は顔をあわしている。

溝口:「なんだかさ、この学校のユニフォームってさあ、じみだなあ。」
佐伯:「そうですか?僕はかっこいいと思いますけど。」

とそこへ、聞いたことがあるような声がした。

水野:「二人友、入団おめでとう!!!これからは一緒にがんばろう!」
溝口:「おう!・・・あ!!!お前はいつかのランニング野郎!!!」
佐伯:「溝口君、水野先輩に対しての態度があんまりです!」
水野:「別にいいよ、僕は。歳が1つ下の友達も多いし。でも他の人達には気をつけたほうがいいよ。特に一文字君には・・・」
溝口:「・・・」
佐伯:「ところでこの学校にすごく厳しいコーチがいるっていう噂があったのですが、それは本当でしょうか?」
水野:「ああ、それは多分、去年の近郷監督の事です。彼は去年まで厳しくて有名なコーチでした。でも去年の監督が退職して近郷コーチが今年の監督になった訳です。」
溝口:「じゃあ、新しいコーチは来るの?」
水野:「はい、来るそうです。今日・・・まだみんな誰だかしりませんが、楽しみだな〜。」
佐伯:「なんだかこわそうですね・・・」
水野:「大丈夫だよ。近郷監督より怖いのはありえないから。」
佐伯:「そうですね。」

グラウンドにはもうすでにみんなそろっていた・・・

近郷監督:「よし、みんなそろったな!!!自己紹介よろしく!!!」
溝口:「はは、じゃあ僕から。全てにおいて天才です!!!」
近郷監督:「バカめ!!!だれがお前がしろといった!?
一文字コーチ:「一文字です、今日からここの学校のコーチを担当します。」

野球チーム一同:「よろしくお願いします!!!」
水野:(一文字!?)
近郷監督:「ああ、お前達が知っているとおり彼は一文字風助の父だ。彼はもとスカルタスクールにいて、魔球研究会・・・」
一文字風助:「監督、今の言葉無駄ですね。今後、気を付けてください。」
溝口:(あの監督に注意した!?)
近郷監督:「そうだな、すまん。」
溝口:(監督が控えた!?)
近郷監督:「さあ、練習開始だ!!!一年軍は好きなコーナーで練習しろ!!!」
一年軍:「はい!!!」

みんながそれぞれちがうところにいく。佐伯、橘が守備のコーナーに、そして溝口は・・・

溝口:(よおし、僕は送球のコーナーだ!!!一文字とかいうやつの鼻をあかしてやる!!!)

送球コーナーに歩いて行く一文字をおう溝口

溝口:(・・・あら!?一文字の忍者野郎いなくなっているぞ?まあいいみんなの前で僕のすごさを見せてやる!!!)

ボールをおもいっきり投げる溝口

ぎゅおおおお!!!

溝口:「どうだ!!!(これでアピール十分!!!)」

桐原:「へえ、いい球投げるじゃん。」
溝口:「当たり前だ!!!はっは〜(キャプテンにアピール成功!!!)」
一文字:「先輩、あんまり甘やかさない方がいいですよ、こういう人間きらいなタイプです。」
桐原:「・・・」
溝口:「こういう人間ってどういう人間だよ!!!」

とその瞬間いきなり一文字が溝口の顔面に向かってボールを投げる。溝口はその球にも身動きもできずに・・・だが当たる直前にボールは曲がってその球を後ろにいる桐原がキャッチする。

桐原:「・・・」
一文字:「!!!(こいつ俺の球があそこで曲がるってわかっといてわざとよけなかったな)
溝口:「・・・(すごいキレだ!!!)」
一文字コーチ:「何をしている?もめごとはよせ。」
一文字:「すみません、父さん。」
一文字コーチ:(溝口か・・・)

さっと去っていく一文字親子。溝口自身も気づいていないその真の能力、一文字親子の隠された秘密・・・次章、ある地獄と呼ばれる場所でバトル!!!

第6章:登場!!!一文字!「終了」