第10章:野球界のプリンス!!!

橘の好投に驚かされているこのでかい球場の中、左京がマウンドに立つ・・・

超女軍団:「キャアアアアアアアアアアアアアアア!!!左京、左京、左京、左京!!!♪」

近郷監督:「一文字コーチ、左京のピッチはどんな物なのだ?」
一文字コーチ:「僕がコーチしていた時代は、球速だけにこだわった選手でしたが・・・」
近郷監督:「ほう・・・」
佐伯:「でもあのいろんな難しい球をヒットにしつづけた佐藤君なら、打てないわけでもないのじゃないでしょうか?」
一文字コーチ:「無理だな、球の次元がちがう・・・」
佐伯:(球の次元ですか・・・)

佐藤が10回の素振りの後、左京が待つ戦場に立つ・・・

そして左京からの第一球
グオオ〜〜、
バシ!
ストライク〜・・・、

その投球は決して橘のような豪快で速い球ではなかった、
鋭くノビ、そして完璧であり佐藤も見送る球・・・、
その球は花火のようにうるさかった歓声を寝かした。

佐伯:(球の次元の差・・・)
橘&一文字:(・・・)

第2球、
また同じスピードで、鋭く内角に向かって球が直行する、
これには佐藤もスイングをする、

近郷監督:(スイングのタイミングがいい、そしてバットがボールの軌道についていってる!佐藤のやつ成長したな。これなら・・・)

ブン!
バシ!!

審判:「ストライ〜〜〜ク!!!」

近郷監督:(何!?同じスピードであのキレの良いカーブ・・・)
一文字コーチ:(左京のピッチの魅力が変わっている・・・)

一方、スカルタのベンチ・・・

5軍ベンチ:「さすが左京さん。(一軍と5軍のレベル、ここまで違う・・・)
黒岩コーチ:(ほう、完璧なコントロールだ・・・、140kmで完璧なコントロール、キレの良い同じスピードの変化球だ。プロでも打つのはむずかしいだろうに、こんな高校に打たれるものか。)

佐藤は次の球を見送り三振に、
一文字も水野も左京の球に対して三振に。

佐伯:「この試合、投手戦になりそうですね。」
橘:「よし、進マニア!気合を入れていくぞ!」
佐伯:「はい!」

左京はには四球をあたえ、
次の三人は連続アウトに。

一文字コーチ:「よし、いい感じだ!2イニングにしてまだ互角。」
溝口:「ふむふむ、オレがスカルタにいなくてよかったな、もしいたら今ごろお前生きる気力失っているぞ!ってかそれもありえないか、もし僕スカルタにいたら一軍で試合にでれね〜もんな。」
橘:「は?お前が一軍だったらオレは天軍だ!」
溝口:(怒)

近郷監督:「つぎは桐原か、キャプテンのお前が打てなきゃもう誰も打てんだろうな。」

さて、投手戦になってきたこの勝負、次の章は、神等学園の大将がスカルタのプリンスに挑む!!!

第10章:野球界のプリンス!!!「終了」