第6話 パワフル転校生来たれり

次の日。

大波:えー。今日は部員が2人増える。転校生だ

東:東だ。

又村:又村駿太です!!よろしくお願いします!!

安達:あ〜〜!!

矢部:転校してきたでやんす。

東:おう

又村:よろしくな。

矢部:おいらのクラスにいたでやんす。野球部でやんすか〜

ちなみに安達は1−A。栗原は1−B。矢部は1−Aなのだ。司馬は1−C。

大波:それでは練習開始!

安達:さーってと。カリキュラムをこなすか。

今日の日程

2:50集合、体操

3:00ランニング、グラウンド3周

3:20ダッシュ10本

3:30ノック

4:00バッティング

4:30ノック

5:55片付け

6:00終了

司馬:はぁはぁはぁ

安達:おぅ。司馬ぁ。最近見ないと思ったら。何やってるんだよ

司馬:あ?あぁ。オレはこの日程を毎日やってるだけだけど。

と言って日程表をポケットから出した。紙はボロボロだったものの、何とか読むこと
はできた。

2:50集合、体操

3:00ノック300本

6:00バッティング30本

6:30片付け&終了

と書いてあった。

安達:ノック300本?!

司馬:それ持っててくれ。顔洗ってくる。

安達:おまえ・・・キズだらけじゃねえか。

司馬:栗原に救急箱もらって自分で何とかする。

安達:司馬・・・

司馬の守備力がG→Eになった。

安達のやる気が上がった。

安達:俺だって負けるものか。おっしゃ。あいつに追いついてやる。

カキィン バシッ シュッ

カキィン バシッ シュッ

こうして練習が終わった。

次回は部活が休み。プライベートな一日が丸わかり!(爆)



第7話 地獄テニス?

今日は部活が休み。安達は家でゴロゴロしていた。

安達:ふぃ〜。ヒマだぁなぁ〜

矢部:安達くーん

安達:なんだ矢部か。どうした〜?

安達邸は地上3階地下1階建て。売家になっていたのを買ってここに引っ越したの
だ。

安達の部屋は3階にある。

矢部:首が痛いでやんすよ。一緒に近くのテニスコートでテニスするでやんす。

安達:ははーん。お前女の子目当てだろ。

矢部:もちろんでやんす。今日は近くの女子高のテニス部が練習するでやんすからそ
こを狙うでやんす。

安達:しゃーねーな。行くよ。

そして歩く事2〜3分。

スパン スパン スパン

安達:おー。やってるやってる。

矢部:かわいこちゃんばかりでやんすね

テニス部員:いくよ〜。

テニス部員B:こーい。

スパン スパン

安達:さーって。俺たちもやるか

ポーンポーン

安達:行くぞ。矢部。

矢部:こいでやんす。

安達:必殺、ダイナマイトサーブ!

バシン ヒュン ドォン

矢部:は、速いでやんす・・・

安達:サービスエースっと

バシン ヒュォン ドーン

安達:かっかっか。圧勝圧勝。

矢部:結局、6−0、6−0、6−1でボロ負けでやんす。

テニス部部長:ちょっとそこの緑の髪の子。

安達:あ、オレ?

桜崎:私は秀等女子高校のテニス部部長3年の桜崎彩といいます。先ほどのサーブ。
見事でしたわ。できればお手合わせ願いたくて参りました。

安達:ん〜。別にいいよ。暇だったし。テニス部に通用するか試してみたいし。

テニス部部員:部長〜負けないでくださいね〜!!!

桜崎:わかっているわよ。

安達:試合は6ゲーム3セットマッチでいいな?

桜崎:よろしくてよ。

テニス部部員:それでは、試合開始!

安達:オレのサービスゲーム。ここは負けないでとりたい所だな。相手はややセン
ターラインより。少し外へやってみるか

バシン ヒュオン ガッ

安達:よし、打ち損じた。

バシィン

矢部:安達君。相手がセンターラインよりなのを察して打ったでやんすね。流石でや
んす。

テニス部部員:ゲーム安達!

安達:まずは先制。

そして・・・

テニス部部員:ゲームセット。アンドマッチウォンバイ安達

桜崎:負けましたわ。あなたの圧勝です。

安達:あんたも強かったよ。また勝負できたらいいな。

矢部:くぅぅ。安達君だけひどいでやんす。

スパン スパン

そこへ

矢部:あれは、尾崎先輩と石原先輩でやんす。

安達:ん?尾崎さんたちじゃないか。行ってみよう

尾崎:ふぅ。お?安達たちか。

安達:何をやってるんです?

石原:パワーリストをつけてテニスをやっているんだ。尾崎はこれのおかげでオレよ
り野球がうまくなったんだ。元々センスがあったからな。

安達:やってみていいですか?

矢部:やりたいでやんす

石原:やってみるといいぞ。まずは0.5キロからだな。

尾崎:これを両腕両足につけるんだ。一つ125グラムだな。

スパン スパン スパン

安達:結構きついな。

矢部:500グラムでやんすよ。まだまだ・・・

ズシッ

安達:クッ

尾崎:やはりな。500グラムが今頃来たか

矢部:500グラムってこんなにおもかったでやんすか?

スパァン

矢部:しまったでやんす。

石原:ペナルティ発動だな。矢部。

矢部:へっ?なんでやんすか?

尾崎:1セット取られる毎に500グラム追加のペナルティだ。

矢部:一つ250グラムでやんすかぁ?!

安達:うわっ。ツラそー

尾崎:それと安達。お前も1ゲーム取られたら500グラム追加だぞ。

安達:マジで?!

そして試合終了後は

安達:つ、疲れたぁ

尾崎:二人とも。1キロでばてるなんざ、まだまだだな。

矢部:石原さんたちは何キロでやんすか?

尾崎:オレは4.5キロ。石原さんは5キロだ。

安達:これから部活が休みのときは毎回来ていいですか?

石原:おう。いつでも来い。

尾崎:待ってるぜ。

安達・矢部:はい!

特殊な練習の地獄テニス。それは安達や矢部たちにとって大きな力をつけてくれるだ
ろう。

次回は地区予選に向けての練習試合!そしてこれから地獄の遠征(某球団?)が始ま
る!