パワフルドリーム
作者:アーチ24
※注意※
この小説の登場人物と登場校(パワプロ9の登場人物&高校)の著作権は全て
『KONAMI(株)』にあります。
オリジナルキャラ・高校の著作権はアーチ24と投稿してくださった方々それぞれにあ
ります。
登場人物紹介
高校生とプロの能力表記の違い
ここでは少し違った表記をします
高校生 プロ野球選手
SS A
S B
A C
B D
C E
D F
E G
F G
G G
特殊能力:ピンク→強化能力 水色→プラス能力 赤→マイナス能力
このようになります。
能力は左からミート パワー 走力 肩力 守備力。
投手能力は左から投法、球速、変化球、コントロール、スタミナ
安達
優希(アダチ
ユウキ)
右投左打 神主 弾道1 遊撃手・二塁手・外野手
G G E E D
バント○
パワフル高校の新入生。母親は優希を生んですぐに他界。父親は帰宅途中に交通事
故。
母親の形見のクロムハーツのペンダントは肌身離さず持っている。
守備には自信はあるが打撃には不安がある。だが意外とバントはうまい。
矢部
明雄(ヤベ
アキオ)
右投右打 スタンダード 弾道2 外野手
G F D E E
走塁4
安達の同級生。足は標準といった所で守備と走力以外は安達とほとんど変わらない。
かなりのアニオタ&ゲーオタ。これを語らせただけで一日が終わるほど。
栗原 舞(クリハラ マイ)
能力無し。
安達の幼なじみ。野球部のマネージャー。ひそかに安達の事を想っている(多分)
1年目
第1話 パワフル高校野球部入部!
ガラガラッ
安達:ふぁぁ。ちょっと早く来すぎたかな。30分も早いや。
4月3日。4月1日に入学式が行われ、今日が初登校となる安達。今日は30分早く
学校に到着。
安達:あれ?ペンダントが無い。どこだっけ?
矢部:遅刻でやんすぅ〜〜
ガラガラッ
安達:ほえ?
ドガッシャァン
安達:いってぇー!
矢部:痛いでやんす・・・
安達:なんだ。矢部か。なに急いでるんだよ。
矢部:遅刻しそうだったから大急ぎだったでやんす。
安達:まだ30分前だぞ。
矢部:でもおいらの時計は8時20分でやんす。
安達:オレの時計は7時50分。進みすぎなんだよ。
矢部:うう。すまなかったでやんす。おいらの早とちりでやんす。
栗原:何ケンカしてるの?
安達:ケンカじゃねぇよ。
栗原:それよりこれ、あなたのでしょ?
安達:あ、ああ。サンキュ。
矢部:なんでやんすか?それは。
安達:親の形見。
矢部:へぇ〜そうなんでやんすか。
栗原:さっ。もう教室に入りましょ。もう15分前よ。
安達:あ。いっけね。
そうして行われた初授業は・・・
安達:悲惨。テストばっかりで。筆記系苦手。
でも成績はオール3。つまり普通。
そして部活。
ここの主将は石原さん。捕手で守備に定評がある。
石原
泰三(イシハラ
タイゾウ) 右投右打 スタンダード 弾道3 捕手
C C C B A
そして2年生の尾崎先輩に真っ先に目がいった。ものすごい熱血さに心惹かれてい
た。
尾崎
竜介(オザキ リュウスケ) 右投両打 スタンダード 弾道3 遊撃手
B A B B A
監督は大波 久(オオナミ
ヒサシ)さん。
マネージャーは栗原だった。
大波:ようし。今日はこれで帰っていいぞ。明日は一年生の能力を一通り見てみよう
と思うからな。
安達:ラッキー。これで帰れるのか。
こうして一日目が終わり、明日は能力テストが待っていることになる・・・
第2話 能力テスト
次の日、土曜で学校は休みなものの部活はもちろんあった。
大波:今日は一年生の能力を一通り見てみようと思う。
石原:まず、打撃練習をする。各自言われたものから行うように。
石原:では最初に、安達優希。
安達:は、はい。(まいったな、興味は無いんだけど・・・)
大波:球数は10球。より多くヒットさせるんだ
ドシュッ ギィン
ビシュッ ススッ ガギッ
安達:変化球もありか。
ドパッ キィン
矢部:初めてよく飛んだでやんすけど、左中間2塁打がいいところでやんすかね。
栗原:安達優希、10球中2球っと
矢部:まぁ仕方ないでやんすね。
栗原:矢部明雄、10球中3球っと
安達:似たようなもんだな。
カキーン
カキーン カキーン
安達・矢部:なんだ?!
栗原:神野玄武、10球中8球っと
矢部:神野玄武?
尾崎:漣(さざなみ)中学の卒業生。知らないか?
矢部:あの名門中学の卒業生でやんすかぁ
尾崎:他にも、俊足の白銀
白虎(シロガネ ビャッコ)強肩投手の紅羽 朱雀(アカ
バネ スザク)守備職人の辰巳 青龍(タツミ
セイリュウ)ちなみにさっきのは打撃
職人と呼ばれた、神野 玄武(コウノ ゲンブ)そしてその四人をまとめる兄貴役が安
打製造機の白夜 黄龍(ビャクヤ
オウリュウ)不動の内野陣と呼ばれてはいたが、
長所以外はてんでダメ。GやFクラスだ。
選手紹介
神野 玄武(コウノ
ゲンブ)
右投右打 クラウチング 弾道4 捕手
G C G F F
和製大砲(パワーヒッターの強化版。HRがかなりでやすい)
紅羽
朱雀(アカバネ
スザク)
左投左打 スタンダード 弾道1 投手・外野手
オーバー 133キロ(ファイアーボール)スライダー1スクリュー1SFF1 F
F
G G F C F
ノビ4 レーザービーム(送球○の強化版。ほぼ確実な送球ができる)
ファイアーボール:ストレートを投げた時、球が急に伸びて重くなる。現在は開発
中。
白銀
白虎(シロガネ
ビャッコ)
右投両打 バスター 弾道1 遊撃手
G F C G G
走塁職人(走塁・盗塁・内野安打のスタートが早くなる)
辰巳
青龍(タツミ
セイリュウ)
右投右打 スタンダード 弾道2 二塁手
F F G G C
高速動作(守備の動きが軽快でとても速い、守備職人の強化版)
白夜
黄龍(ビャクヤ
オウリュウ)
左投両打 一本足 弾道2 三塁手
C F G F G
安打製造機(アベレージヒッターの強化版)
尾崎:まぁオレも元は漣中だったがな。
石原:尾崎は二年のときにパワフル中学へ来たんだ。
安達:転校生だったんだ。
石原:その当時の漣中は不動の内野陣を軸にして勝ち進んだそうだ。
矢部:次の練習が始まるでやんすよ。
大波:次は走塁練習だ。
栗原:えっと、まず一番目は矢部くん
矢部:はいでやんす
大波:塁間とベースラン、50メートルのタイムを計る。
矢部:キツイでやんす
栗原:よーい、ドン
ダダダダダダ
栗原:4秒3
矢部:次はベースランでやんすか・・・
こうして走塁練習も終わった。
大波:次は遠投と守備練習だ
石原:まず紅羽。
紅羽:ウィーッス
ガバッ ビュッ
栗原:90メートル。
一通り終了。
石原:守備練習をするぞー
カキーン バシィッ シュッ
カキーン バシィッ シュッ
カキーン バシィッ シュッ
カキーン バシィッ シュッ
カキーン バシィッ シュッ
カキーン バシィッ シュッ
カキーン バシィッ シュッ
カキーン バシィッ シュッ
大波:終了!
栗原:この結果は明日プリントで渡しまーす
次の日。
安達:えーっと、オレのは・・あ、あったあった
打撃 塁間 ベース 50m 遠投 守備
安達優希 10/2 5,3 16,4 8,1 89m
30/20
矢部明雄 10/3 4,3 15,2 7,4 87m
30/17
矢部:おいらもこんな感じでやんすけど・・・
安達:オレたち似たもの同士ってことか
尾崎:おはよう。
安達・矢部:おはようございます。
安達:そういえば尾崎さんはどうでした?
尾崎:オレのはここ。
尾崎竜介 10/9 3,9 13,8 6,8 96m 30/28
石原:ちなみにオレはここだ
石原泰三 10/9 4,0 15,8 7,9 99m 30/27
矢部:二人ともすごいでやんす
石原:今日から本格的な練習になるからな。覚悟しろよ
矢部・安達・尾崎:はい!!
次回はパワフル高校の本格的な練習が始まる。
第3話 パワフル高校の練習
いつもの日程
2:50集合、体操
3:00ランニング、グラウンド3周
3:20ダッシュ10本
3:30自由練習
5:55片付け
6:00終了
こんな風になっている。
そして練習が終わった安達たちはこんな感じ
プシュゥゥゥゥ
矢部:空気が抜けているでやんすね。
栗原:かなり疲れているようね。
安達:はぁはぁ。疲れたぁ。
矢部:守備のやりすぎでやんす。
安達:お前は全然疲れてねぇな。
矢部:おいらは走塁と休憩を挟んでいたんで大丈夫でやんす。
安達:明日から気をつけよう。
こうして練習が続き、地区予選(7月にある)の一ヶ月前。
大波:今からベンチ入りのメンバーを発表する。背番号を渡すから順に取りに来い。
大波:背番号1:田中
背番号2:石原
背番号3:松井
背番号4:吉田
背番号5:竹中
背番号6:尾崎
背番号7:村田
背番号8:浜崎
背番号9:長田
安達:スタメンは外れたか。
大波:背番号10:池本
背番号11:西川
背番号12:桜井
背番号13:田代
背番号14:田村
背番号15:山田
背番号16:西岡
背番号17:水無月
背番号18:坂口
安達:外れか・・・
大波:それと、新入部員が来た。
司馬:司馬駿太です。よろしく。
司馬
駿太(シバ
シュンタ) 遊撃手
右投左打 リズム 弾道2
F F D F G
初球○
司馬:あかつきからの転校生です。
石原:あかつきの転校生か。
部員A:一軍だったのか?
司馬:え、あ、その
司馬:う、うん
部員:やっぱりそうだったんだ。結構上手なんだろうな
司馬:あ、今のは誤解で・・・ぁぅ
安達:じゃぁ打ってみろよ。
ドシュッ カキィン
矢部:かなり飛んだでやんす。
そして他のものも淡々とこなした。
部員:すげー
司馬:・・・
しかし数日後
大波:司馬、どうした。落球が多いぞ。
司馬:あ、すみません
部員:一軍なのはうそじゃねぇのか?
こんな噂もちらほら
部員A:おおかた二軍だろ。
部員B:あいつは飛んだ大ボラ野郎だぜ。
部員から冷ややかな目で見られていた。
そしてそれから一週間がたったとき。
大波:今日は司馬から話があるそうだ
司馬:みんなごめん。オレ実は二軍だったんだ。
部員:やっぱり嘘か。
部員:お前に期待するんじゃなかったぜ。
部員:レギュラーになっていないからおかしいと思ったけどよ。
部員:所詮お前は目立ちたかっただけだろ
これで司馬はブチギレた
司馬:じゃあ言わせてもらうけどお前らはオレがうなずいたわけでもないのに勝手に
誤解していただけだろ。
部員:はぁ?!お前うなずいたから信じたんだろ。お前に非があるよ。
石原・・・
大波:3日猶予をやるか。仕方ないな
そして3日後。
司馬:なぁ吉田。キャッチボールしようぜ
吉田:おーい今野。キャッチボールやろうぜ。
そして練習終了後
大波:お前ら。いい加減にしろ!!
部員:ひゃっ
大波:素直に謝ったんだから許してやったらどうだ。それだけでは済まさずキャッチ
ボールさえもやらないとは言語道断!!
大波:罰としてお前らは1週間普段のメニューの三倍をこなせ。
大波:ちなみにその間の練習メニュー変更は受け付けん。
部員:ひ、ひぇぇぇ
大波:さて、司馬。お前も嘘をついてしまった。その責任を負わねばならん。
司馬:はい。
大波:という事でパワフル名物?大波特製地獄ノックを1週間受けろ。
司馬:は、はい!
説明:パワフル名物?大波特製地獄ノックとは・・・
キャッチャーのプロテクター+特注の防弾チョッキの素材でできた腕当てをつけてや
るノックの事。
二日目以降は腕当て→レガース→ヘルメット→マスク→プロテクターの順で外して行
き、最後は全て外した状態でノックをする。
距離はパワフルの場合ホームベースからバックネットまでおよそ15メートルほど。
その距離でノックをする。
こうして地獄の1週間が始まった。矢部や安達その他ギャラリーの皆さんを除いて・
・・
次回は練習試合。パワフル高校は今年初勝利を飾るのか?