KYUKAI(第0章)

 2003年10中旬

今年もスポーツブームが起こり、

サッカー、陸上、バスケ、柔道、テニスなどと色んな競技で盛り上がった。

特に日本では春から秋にかけて壮絶な人気を誇るスポーツ、

野球がなんと言っても一番の盛り上がりを見せてくれた。

近頃では誰もが野球ぐらいできて当然という(できなければ絶対にいじめられるという話も)。

ここで今のプロ野球チームの説明をしましょう。

まず、オリオン・リーグとメイク・リーグとで分かれていて、

各リーグ6球団ずつで成り立っている。

オリオン・リーグは、

ナゴヤタートルズD.L(ダイス・ライフ)ブースターズ京阪ソニーネットホース

尾崎ムーンスターズ島田シーサーバーズ松坂バッファローズの6球団で、

メイク・リーグは、

東京ダイレクトウルフズ任天堂フェニックスミズノバハームド

宝塚スネイクス亜久極サバイバルズ山口サブジェクトの6球団で成り立っている。

どちらのリーグも今は先に説明した球団がAクラス争い、

後に説明した球団がBクラス争いをしている。

だから、人気のある球団とない球団の差が激しい。

特に去年最下位だった尾崎ムーンスターズと亜久極サバイバルズの人気は危ない。

そんな中一つの事件が起こった!

プロ野球法律組合記者会見にて会長仁村 啓詞(にむら けいし)から信じられない言葉が聞こえた。

それはある一つの法律が決まったということだ。

そのないようとは

両リーグの最下位チームアマチュアトーナメント優勝チーム、準優勝チームと一試合し、

勝利チームがプロ野球チームに任命、敗北チームはアマチュアチームとする。

なお、両最下位チームと戦う相手チームとの組み合わせは、

シーズン中の勝利数の多いチームがアマチュアトーナメント準優勝チームと、

勝利数の少ないチームはアマチュアトーナメント優勝チームとの対戦とする。』という

なんとも言えない、というよりあってはいけないという提案だと思うのだが、

正直今のアマチュアとプロとのレベルがあまりないというのも事実であった。

だからこそ認められたのだろうが・・・

いちよこの公約は来季からという事なので今年の最下位チームは命拾いだ。

かと言って油断はできない。

今年優勝チームも来年は危険性がある。

どうなるかわからないプロ野球。

革命の雰囲気が漂ってくる気がするのは私だけであろうか・・・

                        by  プロ野球法律組合会長  仁村 啓詞