第5章 名探偵谷本!?
 
西条>何?
山口>本当か?
西条>馬鹿を言うな!遊びじゃないんだぞ!
山口>しっ!黙って!
西条>うっ・・・・
林>犯人誰なの?
谷本>それは・・・・・水方さんですよね?
水方>・・・・・何を言うかと思ったらあてずっぽうかい?
    それで当たってたら凄いけどね〜残念ながら僕にはアリバイがあるんだよ!
    証人もいるし、第一その証人に君も含まれているんだから。
谷本>確かに僕は言いました。けれどこのトリックを使えば簡単です。
    まずある物を用意します。死体のとこらへんが湿ってるの何故だか分かりますか?
山口>さぁ?
谷本>それはあるものが高神さんの上に乗っかっていたんです。
    そしてそのあるものに包丁を仕込みます。
林>それでどうなるの?
谷本>そうしとけば自然に高神さんは殺せますよ。
水方>ちょっと待てよ!何で氷があいつの上に乗っていただけで犯人になるんだ?
谷本>聞きました?
水方>何が!?
谷本>今、「氷」って言いましたよね?
水方>!
山口>わかったぁ!高神さんの上に氷を乗っけてその氷の中に包丁を入れて凍らせるんだ!
西条>でもそんな人が動けなくなるぐらいのでかさの氷があるのか?
谷本>あるんですよ。それも水方さんぐらいしか用意できない氷がね。
    林のお父さんはロープの職人。
    和田さんは包丁。
    そして水方さんは氷!
山口>そうか水方さんは店持ってるから巨大な冷凍庫ぐらいあるよな!
水方>・・・そうだ・・・俺がやったんだ・・・
    高神はよぉ・・・高校入って就職したんだよ・・・俺と同じとこにな・・・
    そこの会社であいつはな・・・自分で犯したミスを俺に擦り付けてたんだよ!
    銀行関係で、金の取り扱いであいつは3000万もの金をなくしたんだよ!
    それを俺に擦り付けて・・・それで俺は会社をやめたんだ!
    なんとなくついたのが氷を作る店でよ・・・ここ20年間ずっとあいつを殺す事ばかり考えてたんだ!
    この氷のおかげでやっと目標が達成できたよ・・・
谷本>そんなもののために・・・・そんなもののために・・・
A刑事>西条さん被害者のポケットにこれが・・・
西条>なんだ・・・これは!
    ほら水方さん。
水方>!!!
 
高神さんのポケットには紙が入っていた・・・
 
水方へ
ごめんな20年前のことなんだがお前があの会社からやめさせられたのは実は俺のせいなんだ。
お前に借金まで負わせて本当にごめん。今はまだ2000万ぐらいしか集まってないけど今度会うときまでには必ず必ず・・・
 
このようなことが書いてあった。
 
水方>ふざけんなよぉ〜もっと・・・もっと早く渡せよ〜!
 
このあと水方さんは警察へ殺人事件ということで連れて行かれた・・・
そして翌日・・・
 
谷本>なんだこれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
山口>見ろよこれ!新聞やらニュースやらでお前の事いっぱい報道されてるぞ!
谷本>ええええええ!
 
僕は今日は町のヒーローだった。
これから次々と起こる事件も知らずに僕は喜んでいた。
そしてこれからの僕の目のことも・・・・