第4章 全員アリバイがある!?
 
水方>高神ーーーーー!
林の父>早く!警察と救急車を呼ぶんだ!
林>うん!わかった!
谷本>(?なんで死体があったとこらへんだけ湿ってるんだ?)
西条>すいませんお待たせしました。東山の警視庁西条です。
    事件の状況など詳しく聞かせてくれませんか?
    ではまずお名前から。
林の父>林 大二(はやし だいじ)です。42歳です。
和田>和田 武明(わだ たけあき)です。41歳です。
水方>水方 憲太(みずかた けんた)です。41歳です。
西条>この子達は?
林の父>こいつが俺の息子で後の二人はこいつの友達です。
     俺ら元同じ小・中・高校を通っていて久しぶりに俺の家で遊ぼうか?ってことになったんです。
     で、息子も友達を連れてきて・・・・・
西条>なるほど、で被害者の名前は?
和田>高神 博(たかがみ ひろし)。41歳だ。
西条>え〜では・・・死亡推定時刻午後4時ごろ皆さん何をしていましたか?
林の父>俺は和田と水方と3人で酒を飲んでいろいろ昔の事を話してたな。
西条>本当ですか?
谷本>本当だよ!僕ら3人がゲームしていたところは玄関のすぐ横のとこだから通ったならすぐ分かるよ!
西条>ってことは全員アリバイありか・・・
和田>おい!俺らを疑ってるのか?
西条>いえいえ一応ですよ!被害者と面識があるので。
    で、凶器が包丁という事なんですがこの包丁に見覚えはありませんよね?
和田>そ、それは・・・
林の父>おい!そのマークが入ってるのってお前のじゃないか?
西条>そうなのですか?
和田>・・・そうだよ!でも俺はやっちゃいねぇ!
   そうだ!きっと誰かが俺に罪を擦り付けるためにやったんだ!
西条>この包丁に指紋はついてないか?
A刑事>え〜指紋はついておりません。
西条>そうか・・・
和田>ほら見ろ!
西条>いやまだ分からない指紋をふき取ったかもしれないからな
水方>ちょっと待ってくださいよ!この部屋にいた私達全員はアリバイあるんですよ!
西条>そこが問題なんだよな・・・
    しかしもう夜だというのに暑いな〜
谷本>(暑い?・・・・
山口>どうした?
谷本>また・・・目が・・・目が痛む・・・
西条>大丈夫か?
谷本>・・・・・分かった・・・・うっ・・・分かったぞ・・・・
林>何が?
谷本>犯人が!
西条>何?